トラウトバム日本語版        

DIARY

8月1日

動画GIFのページ。会心のヒットというより、手堅く累に出た感じ。やはり、不朽の名作、ヤキソヴァにはかなわない。

友達 に刺激されて、ネットの接続についてちょっと調べてみた。テレコムのXTRAとihugでも、速いネットを提供している。XTRAは、現在の電話線(銅線)をそのまま使って、普通の電話(声)では使わない帯域(高周波)をネットに当てるらしい。だから、ネット接続中にも普通の電話を使用できる。
ihugは、なんとサテライトと電話線を使う。電話線を通して、サーバーへの信号を送り、サーバーからのダウンはサテライト経由。
どちらも、ユーザーからサーバーへのアップはこれまでとさほど変わらないものの、逆のダウンはかなりスピードアップがされているようだ。問題のどのくらい速いのかは、残念ながらどちらのホームページを見ても、具体的な数字、kbsが出ていない。XTRAが22.8モデムで5分かかるファイルが最短21秒で落とせたと言っているだけ。
もうしばらく様子を見て、それから考えよっと。

まずは一ヶ月分の家計簿を集計し終わった。思いのほか使っていることに驚いた。別にこれといって大きな買い物をしたわけでも、遊び歩いたわけでもないのに。
近々、夫婦会議を開き、対処策を練るつもり。

昨日トンガリロに昼前に行き、1時間ほどで2尾。1尾は雄だったのでリリース。雌はイクラがぱんぱんに入っていた。醤油と生姜で漬けておく。身の方は、薫製に。

 

8月6日

水曜日から、オークランドに行っていた。木曜、金曜日に売り込み営業をして、かなりいい感触が得られたので、それを祝福するために、土曜日はオークランド近郊のワイナリー巡り。Matua Valley、Kumeu River、Nobiloの3軒を回って、6本ほど買ってきた。あるワイナリーで、$35のやつと$45のやつを飲み比べてみたら、僕も妻も$35の方が気に入ってしまった。結局両方とも買って、家に戻って調べてみると、どちらも5つ星。ただ、$45の方はクラシック、$35の方はスーパークラシックとなっていた。値段と評価が逆になるなんて、面白いもんだ。
ワインなんて言うと、いかにも気取った飲み物のような感じがしていたけれど、最高評価の5つ星スーパークラシックでも、日本円にしたらわずか1750円で買えるのだから、随分と安上がりな遊びだと思う。
テイスティングを家でもしたいと思うものの、二人では1本空けるのがやっと。5,6人集まらないと、2本3本と味の違いを楽しみながら飲むということはできない。是非とも今度機会を設けたいもんだ。
 

8月8日

パソコンの設定を変えて、とにかく何をやっても音が出るようにしたら、まるでオモチャのようになってしまった。とても仕事をしているとは思えない。ま、実際、してないんだけど。

「峠を越えた魚」を読了。文献の多さに気圧されながらも、かなりいい勉強になった。
引き続き、篠遠喜彦+荒俣宏「楽園考古学」を読み始める。これは、ハイエルダールの説に真っ向から対立し、ポリネシアの民はアジアから流れていったという説を立証した篠遠博士のインタビュー。ちらと見たら、ニュージーランドは「ローカル線の終着駅」で、ここまで辿り着いたマオリはもう元には帰れない一方通行だったらしい。
学術的内容はともかく、この篠遠氏の人生の方が読んでいて面白そうだ。

夜10時過ぎに、ドォンと言う音ともに地震があった。特になんの被害もなく、パソコンの上に置いておいた犬の置物が落ちたくらい。ツランギの南20キロのところが震源地だったらしい。

 

8月10日

ツランギの釣り具屋に行って、12−13番のロッドを見てきた。キルウェルのもので、お値段は333ドル、なんと日本円にすると16、650円。安いよなぁ。もっとがちがちに堅いのかと思ったら、意外に柔らかい。9フィートで、ファイティングバット付き。リールは結局、オーストラリア製の安物にした。システム2の半額、ペン・インターナショナルの5分の1以下の値段なり。この次、こんなタックルを使うのはいつになるか分からないので、これくらいで充分。それでもちゃんとアンチリバースだから、笑っちゃう。これに30ポンドのバッキングを300メートル近く、そしてランニングライン、13番のシューティングヘッドを巻き込む。
あとは、佐藤君が使っていないマテリアルをくれるというので、それででっかいフライを巻けば準備万端だ。
何を狙うかといえば、もちろん、ソルト・ウォーター。カジキ、マグロ、ワフー、シイラ、ジャイアント・トレバリーなど。場所は、トンガ。嬉しいな、嬉しいな。釣りだ、釣りだ、また釣りだ。
実際に出かけるのは10月の半ばなのでまだまだ先の話なのに、今週中に船の手配などいろいろやらないといけないので、気分的にはまるで来週にでも出かけるようだ。
やっぱ、醤油とワサビは持っていったほうがいいかなぁ。
 

8月11日

「釣り師の言い訳第27回」を書き終わる。今度のは割とストレートなもの。あまりひねりも何もない。
この週末から、来週にかけて来客が多いので、仕事はちょっとおさぼり。その後は、いよいよ一階の内装工事にかかる。築7年目にして、ついに階下に手が入る。まだ、上も終わってないんだけどなぁ。

トンガでの船のチャーター、完了。後は、国内線のチケットをなんとか手に入れること。
今日は医者に行って、破傷風の予防注射を受けた。妻はついでにA型肝炎の予防注射もする。僕ははるか20年も前にインドに行って肝炎で倒れているので、その時に免疫がついたのではないかと思う。取りあえず血液を採って、免疫があるかどうか検査してもらう。

夜から激しい雨。トンガリロ川にこれで鱒がまた昇るだろう。降り方によるけれど、釣りになるのは日曜日か、月曜日頃じゃないだろうか。

 

8月13日

篠遠+荒俣「楽園考古学」を読了。うーん、すごい人がいたものだと、感心。それと同時に、「西洋文明が入る以前の人たちは、自然とうまく共存し、自然の中で暮らしていく術を持っていたのです」というよくありがちな嘘っぽい主張がやっぱり嘘だということがよく分かった。南太平洋の島々でも、西洋人が入るはるか彼方昔に、ポリネシア系の人々が鳥を取りすぎて絶滅させている由。ニュージーランドのモアの絶滅をなんとなく思いださせる。
自然に還ろう、とか、太古の知恵に学ぼう、という安っぽいスローガンは、「いつかあったはずの楽園」を夢見ているだけのものなのだと再確認。そんな楽園は、未だ嘗てあったことなどないのに。

「日本霊異記」を読み始める。

「釣りの言い訳第27回」、いまひとつヒネリが足りないという妻の評価。まだ締め切りまで時間はあるので、落ちを考えることにする。

昨日散歩がてらトンガリロ川に行き、橋から流れを覗いたら、遡上した鱒が5,6尾見えた。さすがに土曜日だけあって釣り人も多い。月曜日にでも行ってみようかしら。

 

8月14日

「日本霊異記」読了。あはは、これほど面白いとは思わなかった。これって、基本的には、仏教の説話集、つまり仏さんに信心したら、こんなにいいことがありますよ、信じなかったらこんな罰が当たりますよって話なんだけどだ、すっげぇ現世利益で笑わせてくれる。例えば、沢山の金と沢山の米と沢山の美女が欲しいと観音様にお祈りしたらその通りになったとか、「どうか私に幸福をお恵みください。早くください。すぐに施してください」と観音様に泣いて頼んだら報われたとか、もうすごい。極め付けは、「飢えに責められ、砂や土を食うとしても、決していつも寺にいる僧のものを食ってはいけいない」んだそうだ。どうしてかというと、「四重五逆の罪(四重が殺し、盗み、邪淫、嘘の罪、五逆が父、母、阿羅漢(一切の煩悩を断った人)を殺し、僧戒を破り、仏心の血を出すこと)は自分もよく救うであろう。しかし僧のものを盗むものは救わない」からだってさ。つまり現世のどんな悪逆非道なことでも許されるけど、坊さんから盗むのだけは駄目ってんだもんな。これじゃ、今時の坊主が六つ知らず、握ったものを放さない強欲ぶりを発揮したところで、責められるもんじゃない。何せ、「日本霊異記」が書かれたのは、810−824年だから、1200年近くも前から坊さんは何やっても許されるっつうのをとくとくと築き上げてきたんだから。

Michael King「1000 Years of Maori History Nga Iwi O Te Motu」を読み始める。最初の数ページは、白人がたどり着く前の歴史だけれど、篠遠喜彦の「楽園考古学」と重なるところがあってなるほどなと思わせる。

アッパー・ハットから友達が遊びに来る。スキー、カヤック、ワインの日々になるはず。嬉しくてたまらないっす。できたら、毎週来ません?

 

8月16日

14日はトンガリロでカヤック、15日はファカパパでスキー、そして今日はフル・ジェームスでサーフィン。いやぁ、アクション・パックな三日間でしたこと。久しぶりのカヤックで、久しぶりに泳ぐ。ああ、情けない。もっと練習しろっつうことですな。

今日、こんなのを見つけた。圧倒されるくらいの元気よさに、笑ってしまった。

 

8月18日

1日家にいて、パソコンの前に座っていたものの、何も進まず。うーむ。

豚肉の塊を冷薫にかける。スモーカーの火皿と、肉を載せる部分の間に段ボール箱を入れ、さらにスモークチップでなくウッドでやったので、温度はまったく上がらなかった。一緒に入れておいたチーズもうまくスモークできた。以前段ボールなしでやった時には、チーズが溶けて、すごいことになったので、それに懲りて火種を遠くしたのが勝因。

マックの上で走るバーチャルPCにオフィスを入れた。予想通りやはり遅い。別にPCを使う用事も仕事もないから必要はないのに、「これじゃ、駄目だよな。やっぱ、アップグレードしないと」などと考えてしまう。NZ$800(4万円弱)でG3の400Mhzが手に入る、で、それをいれたらヴァーチャルPCも実用的な速さに、と思うとついふらふらと買ってしまいそうな気が、、、。

昨日の夜更けから明け方にかけてかなりの強い雨が降った。日曜、月曜あたりはいいかも。

トンガの準備がだいぶ整ってきた。が、まだ必要な情報が抜けている。で、現地に一生懸命問い合わせをしているのだが、「島のリズム」で返事が返ってくるので、なかなかどうして。

10月に日本に帰った時に、鮭釣りに行こうという話が持ち上がっている。時間はいいとして、そんな金、あるのか?大丈夫か、お前?

さっきから腹が痛い。夕方に腹が減ったので、冷蔵庫に入っていたオカラとニンジンの炒め物を食べたのだけれど、それかもしれない。一体いつのオカラだっけと考えてみれば、指折り数えて五日前のやつだ。そのうち一日は、冷蔵庫にしまい忘れて外に出しっぱなしだったし。いててて。

 

8月19日

昨夜は、結局三時前まで起きていた。一時半頃までパソコンに向かい、それからパラパラと本を読み始めた。そしてふと気づいたら、三時前だったのでシャワーを浴びて寝た。

「1000 Years of Maori History Nga Iwi O Te Motu」を読みながら、色々と考える。感化されやすいので、こういう本を読むと、マオリ語の勉強でもしようかなどと考えてしまう。でも、日本にいて英会話教室に通うのと同じで、さしあたって使う必要がないと、余程気を入れてかからないと身に付かないんだけどね。

一日、降ったり、止んだり。川は濁っているだろう。やはり、月曜か火曜日あたりが狙い目か。

 

8月20日

午前中は、一階の荷物、家具の移動で終わる。全てをガレージにぶち込む。明日からジブストップのおっさんが来て、建材の釘あと、隙間などを石膏で埋めていく。そして乾いたら紙ヤスリをかけて平らにする。そこまではおっさんがやってくれて、多分3日くらいで完了のはず。その後は自分たちで下塗りをして、上塗りを2回すれば、出来上がり。
うーん、こうやって言葉で書くと、すごい単純で簡単ですぐにできてしまいそうだけれど、意外と面倒なんだな、このペンキ塗りって。ドアとか塗ってはいけない部分もあるし、時間のかかる細かいところもある。多分、わたしらのスピードでは、4,5日はかかるだろう。
でも、入居当初はカーテンはおろか、ドアも壁もなかった家が、少しずつできていくのは面白い。住宅ローンがない代わりに、お金が少し貯まるたびにこうやって手を入れていくやり方は、節約にもなってると思う。誰にも利子を払ってないんだから。

なんだかんだ言って、今週は用事が詰まってしまって、釣りに行けそうにない。悲しい。でも、それは自分が先月から今月にかけてするべきことをせずに、ぐうたらしていた結果なので甘んじるしかない。うむ、我ながら男らしい立派な態度なり。って、そういう問題か?

 

8月21日

来ない。おっさんが来ない。一日待っていたんだが、ジブストップのオヤジが来ない。まぁ、急いでいるわけでもないからいいんだけどさぁ、来ないなら来ないって、一言欲しいぜ、まったく。

夕方、ツランギの街に買い物に行く。ついでに竿とリールを引き取りに釣り具屋に顔を出したが、まだラインを巻けていなかった。指定したのは、シューティングヘッドの13番だったのだけれど、それがなくて、そのかわりにソルトウォーターシューティングヘッドの13ならあるとのこと。見せてもらったらこっちの方が余程いい。なぜなら、シューティングヘッドの後ろに、35メートルのランニングラインが結び目なくそのまま繋がっているから。これならスムーズにガイドを通る。後は、ダクロンの30ポンドテストを300メートルほど巻けば出来上がりだ。
ということで準備オーライ。いつでも来いだ。俺は待ってるぜ。好きな時にフライに食らいつきな。ってか。

まぁまぁの調子で仕事が進む。このペースではかどるなら、今週中に一日はお気楽に遊べる。問題は、釣りに行くか、スキーに行くか、カヤックに行くかだ。釣りは、トンガリロ川を今日見たけれど、さほど魚が入っているようではなかった。スキーは、天候次第。カヤックは、水量次第。どれも決め手に欠けるなぁ。と、悩んでいる暇があったら、仕事、仕事。

 

8月22日

ニジマスとカットスロートのことについて、ここのところしばらく考えていた。二つの種を分けるものが、顎の紋様と舌骨の歯程度で、しかも交配可能というのなら、そもそも二つを別種に分ける必要があるのか。一つの種の中の、バリエーション程度、せいぜいいっても亜種ではないのか。交配してできたものに生殖能力があるとしたら、それはカットスロートなのか、ニジマスなのか。交配種に顎の紋様はなく、けれど舌骨の歯があったら、それはカットスロートでもニジでもない、レインスロート?などなど。
けれど、これは、私の「種の概念」に関しての知識のなさによるものだと、ここを見て痛感しました。なるほど、それなら、二つを別種にするというのも頷ける。
ちなみに、 そのメールリストの一番最後に載っているやつを読むと、釣りをしない人がキャッチ&リリースをどう見ているか知ることができて面白い。日本では、感情的で目的を伴わないキャッチ&リリース絶対主義がしばしば見られるけれど、そういう人は、こういう意見に対してどう答えるのだろうと考えると興味深い。
 

8月23日

躓きと蹌踉めきと、、、。
順調に進んでいたかに思えた仕事が、暗礁に乗り上げたうえに壁にぶつかり、袋小路の中で四面楚歌に囲まれ、ドツボに嵌まって二進も三進もである。いやぁん。
今日は友達が寄ってくれ、せっかく来てくれたのだから一緒にカヤックなりスキーなりに行こうと思っていたものの、お陰でお付き合いできず。ダブルいやぁん。

スキーといえば、今年はシーズンパスを買ったのに、まだ一度しか行っていない。あと三回は行かなければ元は取れないのだから、何としても行かねば。それにしてもシーズンパスでNZ$199、日本円にして1万円しないというのもすごい。一日券じゃないんですぜ、シーズン券なんでっせ。

 

8月25日

今日、この間薫製をかけたハムを食べてみた。中々いける。うまい。ビールのつまみに持って来いである。意外と簡単にできるので、また作ってみよう。

私のパソコンはこれまではずっとヘタ字を使ってきた。原稿を書くのも、メールの読み書きも、それからホームページも全てヘタ字を指定フォントにしていた。明朝だのに比べて、かなりくだけていい感じ。けれど、タマにはちょっと違うのもいいかもと、気分転換にみと字ヘナチョコ字をダウンロードしてみた。どっちかというと、みと字の方がいいかな。特に長い文章はヘナチョコ字は、ちと読みづらい。

 

8月27日

やっとどうにか仕事が片づいた。いや、まだ完全に片づいてはいないのだけれど、ちょっと手直しをするだけというところまでこぎつけた。で、今日は、トンガリロ国立公園に、写真の勉強がてら、散歩に。構図、光、イメージ。どれをとっても難しいことばかり。とにかく撮るしかないっすね。

僕がガイドをしていた頃によく一緒に釣りに行き、酔っ払い運転で免許がなくなってしまった時にも釣りに連れ出してくれた友人のティムに、「トンガに釣りに行くんだけど、どう?」と聞いたら、即座に来るという返事。彼は今はオーストラリアに住んでいるので、久しぶりの再会になる。いやぁ、釣りといい、凄い楽しみなり。

今週は、のんびり、釣りなどしながら、過ごすつもり。天気が良ければ、スキーに行くのもいいな。

 

8月30日

仕事が一段落して、スキーにでも行くかと思った矢先に、天気が悪化。そんなのあっかなどと下らない洒落を言うと、天気ばかりか妻の機嫌まで悪くなりそうなので、自粛。

日本にいる友達で、コンピュータ関係の会社に勤めているお陰で会社にいる間中ネットに繋ぎっぱなしの人がいる。そのせいか、くだらなくも面白いページをよく見つけてくる。多分仕事をしないで、ひたすらあちこちネットを駆け回っているのではないかと疑っているのだが、とにかく面白いものがあると僕にもメールでおすそ分けをしてくれる。最近のヒットは、これ

この間作ったハムがうまくいったので、味をしめてまたやることに。スパイス、ハーブを石臼で潰し、肉にまぶした。3、4日置いといて、この週末にでも薫煙にかけ、それから一週間ほど冷蔵庫で寝かせれば出来上がり。一キロほどの塊を二つに分け、それぞれスパイスを変えてみたので、どれだけ違うものかも楽しみのひとつ。ちなみに、石臼は、イギリスの料理番組「Naked Chef」のジェレミー君を見て、感化され、買ったものです。他愛もなく影響され、物を買ってしまうのだから、理想的な消費者と言えましょう。
自家製シリーズとしては、高島さんから、かまぼこの作り方を教わったので、今度はそれに挑戦するつもり。

ソルトウォーター用のロッドとリールを入手。信じていないわけではないのだけれど、バッキング、ランニング、シューティングヘッドの接続を全部自分でやり直した。これで、もし魚をかけて切れたら、それは私の責任だ。誰も責めません。フライも巻き始める。とにかくでかいよな。うん。5/0のフックに、三〇センチ近いウイング(というか、テイルというか)だもんな。

 

8月31日

午前中は仕事をするふり。午後は映画を見に行った。
Buena Vista Social Club  すっげぇ、よかった。涙が出るくらいよかった。ボーカルのおっさんの声も良かったし、八〇の爺さんのピアノも泣かせる。でも、なんと言っても九〇の爺さんギタリストが一番カッコよかった。「女は五人いるんだけど、今、六人目に粉かけてるところでな、フフフ」と笑う姿に、これぞミュージシャンの真骨頂、さすがはギタリストと感じ入ってしまった。映画館を出て、すぐのその足でCD屋に行き、「Buena Vista Social Club」を買って、今も後ろで流れている。くううぅ。いいっすよぉ。

「Mission Impossible 2」では思いっきり外して心底がっかりしたけれど、こういういい映画にぶち当たると、なんか、嬉しくてならない。

あしたからペンキ塗り。働け。働け。そして働け。